図書館は人

今日は土曜日の代休日でアルバイトは休み。アルバイト日記を空欄にするのを止めて、読み終えた本から「図書館は人」という好例を紹介する。

読んだ本は、『走れ!移動図書館ー本でよりそう復興支援ー』 鎌倉幸子著 ちくまプリマー新書 2014 である。

その91頁

ミャンマービルマ)難民キャンプ事務所では、21の図書館を運営しています。図書室のサイズもほぼ一緒、置いた本も全く一緒なのに、ある図書館には外に人があふれんばかりの利用者がいるのに対し、1日の利用者が1ケタの図書館もありました。違いは図書館員の姿勢でした。利用者を温かく迎え、子どもたちにもしっかり向き合っている図書館員がいる館は、よい読書の場、集いの場となっています。一方、利用者に向き合わず、子どもたちが来るといやな顔をしてしまう図書館員がいる図書館からは、利用者の足は遠のきます。どれだけすばらしい施設を作っても、山ほどの本を置いても、利用されるか否かは図書館員にかかっているかもしれません。−

もう一か所、ほぼ同内容の記述があったのだが、メモ取り忘れて紹介できないのが残念。

いずれにしろ、著者の実体験からの話は説得力がある。「図書館は人」を訴えたい時に使える好例だと思う。