ひめ様学校問題 その2

実態を知らないので、勝手な想像を基にものを言ってすみませんが、私だったら、どうするかということを書いてみたいと思います。

「ほとんど、生徒がこない。先生もこない」何とかしたいと思う。ここまでは、ひめ様と同じですが、あきらめ易く、根性のない私は、短期アルバイトで、改造は、不可能だと判断してしまい、グチグチと愚痴を言っているだけだろうと思います。

「こんな学校図書館に誰がした」という問題です。識者の大方は、「子どもたちの活字離れ」に原因を求めるのでしょうか?ケイタイ・ゲーム・テレビ等々活字の敵の巨大さをいいつのるのではないでしょうか?確かに、そういう面があることは否定できませんが、学校図書館の運営に責任を持っている人たちが、そう思うことで、「古い本、堅苦しい本が並んだ図書館で誰もよりつかない」ことを忘れてしまっているのです。幸い、そういう図書館は、校舎の目立たないところにあるので、図書館の存在自体に無関心でいられるのでありましょう。つまり責任者が責任を感じていないことが、そもそもの原因だと思うのです。

だから図書館員の仕事を「本の番人」くらいの感覚でアルバイトに任せてしまうのです。ひめ様の勤務時間は8:30〜5:00でしょうか?私のように一日4時間未満の勤務ですと1年でも2年でも、もちろん、1年ごとの更新ですが、雇い続けることができます。けれどもフルタイムアルバイトは6ヶ月で切らなくてはなりません。保険等の手当てをしなくてはならないからです。つまり「図書館はどうやら法律で設置が義務付けられているようだから設置しておくが、とにかくなるべく金をかけないようにしよう」という発想しかないように思えます。

ひめ様の学校では、購入図書が年間300冊くらい、生徒数が300人ですから極端に少ないとは言えないかもしれません。?毎月平均して入ってきていますか?年2回くらいで、一括購入ですか?どのような本が入っていますか?セット購入が多いですか?名著・古典のような誰が見ても良本善本ですというような本が多いですか?活字離れを一層促進するような本ばかりを購入していないでしょうか?

図書館を悪くするのも人なら、良くするのも人です。誰かが良くしようと思わなくては、いつまでたっても良くはなりません。ひめ様の学校はいい人に恵まれたわけです。けれども、そのことを責任者は知りません。知っても、あるいはよく思わないかもしれません。けれども、そういう人がいない限り、いい方向に向かいません。「飾りつけの工夫をする」これも大切なことだと思います。変わり始める何かがあること、これが重要だと思うのです。

私なら、私が6ヶ月(あと3ヶ月しかない、夏休みがある)で、何かをするとなると、学校に残っていく誰かに、「現状をなんとか改造したい」と思ったその思いを伝えていきたいと思います。図書担当の先生に適任者はいらっしゃいませんか?図書委員の生徒にはどうでしょう?[飾りつけの工夫をする]これだけでも伝えると思います。