ひめ様学校問題 その1

具体的な問題から考えたいと思います。まず、貸出し方法です。

ひめ様が、お書きになっている部分を引用します。
 <<生徒数は、約300人です。
 300冊は受け入れです。
 貸し出しは、本に貸し出しカードはついていますが、個人カードというものはありません。簡単でしょうか?>>

本に貸出しカードがついているなら簡単です。

1)個人貸出カードをブックポケット(本に貼られている貸出しカードを入れるための袋)でつくります。?ブックポケットに生徒の学年・組・番号(学籍番号か出席番号か)と姓名を記入します。これが袋状の個人用貸出券になります。
2)個人用貸出券を学年別に配列しておきます。配列は組・番号の順にします。(配列する容器は、ブックカードの入っていた薄いダンボ−ル製のケースがいいと思いますが・・・)そして、カウンターの上に常置します。
3)貸し出しを受けたい生徒は借りたい本を持ち、カウンターで自分の個人用貸出券を引き抜き、本とともに貸出係員に提出します。
4)係員は、ブックポケットから、貸出し用ブックカードを引き抜き、それを個人用貸出券である袋の中に入れます。
5)同時に、その空になったブックポケットに、別に用意しておいた返却日を報せるカードを入れます。(返却すべき日をゴム印をで押して予め用意しておく。用紙は適当に)
6)貸出手続きの終わった個人用貸出券は、返却日の見出しを立てて、しかるべき配列順(番号で処理できる方法が、個人名のアイウエオ順よりは簡単である)にファイルしておきます。カウンター下の引き出しを区切ったりして、使いやすい収納ファイルを作ります。
7)そのファイルを利用して、その日の貸出者数を学年ごとに(必要であれば組ごとに)手で数えて、記録にのこします。また、その袋に入ったブックカードを数えて、貸出冊数を出します。貸出冊数は総数だけでなく、分類番号ごとに(NDCの1桁、例えば借りた本が小説だったら9に)数えて、記録に残します。→どういう種類の本が実際に借りられるのか、数値で示せるようにしておくことが望まれます。
8)返却のときは、持参された本のブックポケットから、返却日カードを抜き出し、貸出ファイルの当該日付の見出し内を探して(学年組番号順なら返却者に学年組番号を井ってもらうと簡単)該当者の個人用貸出券を抜き出します。そして、それぞれ該当のカードを該当の本のブックポケットの挿入して、返却作業は完了します。空になった個人用貸出券は、その日も別な本を借りるなら、本人に手渡しておくか、カウンター上に置いておきます。返却だけなら、時間を見て、あるべき位置に係員が戻して置きます。(返却者自身にやってもらってもいいのですが、間違いが発生し易いので、事務量と勘案して判断してください)

これで「貸出し方法」の説明は終わりです。説明が下手でお分かりいただけるかどうかあやしいですが、不明なところは、お尋ねください。

袋状の個人用貸出券を学年別に色分けする(色マジックの印でも可)
「返却日告知法」 本にわら半紙を適当な大きさに切って、予め本に貼っておき、そこに返却日を日付印で押していく
等々、別の方法もあり、私が提案した方法以外にも、やりかたは、いくつかあると思います。

ただ、現在やっておいでになる記帳式は、借りる人にすごく「わずらわしくて、めんどうな印象」を与えるほかに、どんな本を借りたかが他人に簡単に分かってしまうプライバシ−を無視した方法なので、これは少しでも早く改善されたらいいと思います。

今日は、これで終わります。明日、明後日は、すこし観念的な話になるかもしれませんが、お読みいただければ嬉しいです。