書架整理三日目

(2時間くらいかけて作成した記事が消えてしまいました。Hatenaの調子が悪いようです。書き直します。)

書架整理三日目。いちおう913-916までの整理はおわったことにした。外国文学を日本文学に分類したケースが2件あったが、これは、考え違いというよりは単純ミスだろうと思う。著者記号については、既に書いたが、藤沢周平ならH,HU,Hu,F,FU,Fuと六種類の表記があった。実に珍妙である。

もうひとつは、どこの図書館でもあるようだが、著者の読み間違い。「東野圭吾」を「とうのけいご」と読んでいた。

利用者が相変わらず少ない。「としょかんだより」にクイズ問題も掲載されて、19日に配布されたが、その効果も影響もないようだ。
放課後の当番2名のうち1名が欠席したので、おしゃべり相手を失って退屈した生徒が、「何か手伝うことがあれば、手伝います」と申し出てきた。

そこで、昼間に取り分けておいた配列違いの本の正しい位置への配架をお願いした。ところが、「請求記号」が読めない。そこで、分類の基本を少し説明した。NDCの3桁までの体系を話していくと、ものすごく興味を示した。初めてラベルに記載された数字に意味があること、そして、それが、配列に役立っていることを知ったようだ。

小中学校でも、1回か2回は授業で教えられたとは思うのだが、大多数の生徒は記憶にも留めていないのが実態なのだろう。それは図書館利用教育の問題なのだが、それ以前に学校図書館そのものの貧困さを物語っているように感じた。

件の生徒は、その話を通じて、司書という職業に興味を示し、資格取得法などを聞いてきたが、正直に司書資格者の実態も話しておいた。結果「なるにはシリーズ」の司書・学芸員を扱った2点の貸出に繋がった。この2冊がなかったなら、本日の貸出は5冊でおわるところだった。

別の重要課題があった。木製書架の二段重ねが書架構成の大半なのだが、地震対策がまったく取られていない。地盤の固いところで、過去の被害例がないのだろうが、それにしても・・・。さっそくしかるべき対策を取るよう注進したのは言うまでもない。

入館者数 15人 貸出者数 4名 貸出冊数 7冊