書架整理二日目

作業が思うように進まないので、今日は10時過ぎに職場についた。二時間半分の早出サービス残業である。狙っていた古い本の司書室への移動はもう少しというところで満杯になってしまい、移動しきれない古本が少し残った。正解は、廃棄作業なのだ。機会を見て提案してみたい。

著者記号がABCで、配列は、それをローマ字読みして並べる。かなりアクロバチックな配列になるところがある。例えば、藤沢周平ならF,並べる時は、頭の中でHUに変換して「ふ」の位置に配列していく。ある代の担当者は、HUと初めから打っていたりする。馬鹿馬鹿しいが、
慣れていくしかない。私が公共図書館で働いていたときにも、これと同じ場面にぶつかっている。そのときは、先輩司書が配転になった機会を捉えて、アイウエオに変えてしまい、日本の小説にはラベルを貼らないですます方法をとった。旧蔵書は、自然の淘汰を待ったが、ながく保存していく図書については、ラベルの張替えをした。そんな経験がある。今度は、私はアルバイトで、一年で首になる可能性が高い。それを分かっていて断行すべきかどうか、迷っている。

914、915、916に入っても同じ。ついに、これには耐え切れず、ABCで配列することに独断で換えてしまった。頭が変になるのだ。利用者たちには、昨日設置したばかりのメッセージボードに赤のマジックで大書して告知したが、誰も読んでいるようではない。いちおう完成したときをみて書架の棚にも表示したいとおもっている。とにもかくにも利用者が少なく、検索して、請求記号から本を探すことなど、ほとんどないのだから、きちんと並んでいなくても、不便に思う人がいないのだ。これを逆手にとって、勝手に変えた。果たして、どんな反応がでるか楽しみである。

入館者数 26名 貸出者数 8名 貸出冊数 12冊