書架の前で頭を抱える

配列に拘るのは、請求番号を頼りに、素早く目当ての本を探し当てたいからである。それ以外の理由は少ない。現在の状態では、まず、「暇なときに探し出しておきます」としか責任ある回答はできない。そんな配列を許しているのは、利用する生徒が少ないことと、その生徒が図書館にいる人が、本を探してくれる人だとは思っていないことにある。

まあ、蔵書数が30000冊くらいなので、若い頃なら、1ヶ月もすれば、全部覚えられるくらいの量なのだが、そこは記憶装置の壊れた老人のこと、今のままの状態ではとても無理である。日本の小説だけでも10箇所くらいに分かれて配置されている。全集・文庫・新書の別置なら簡単だと思ったが、その全集の置き場が2箇所。文庫が4箇所。新書が2箇所くらいと分かりづらい。著者順の普通の小説に限っても、三つの流れがある。古い古い蔵書の流れと1980年代以降のやや新しい蔵書の流れと2006年くらいからの新刊書コーナーとあるのだ。

こんなに分断されてしまう理由は、好意的にみれば、棚問題だと思う。高さの調節が利かない木製書架ばかりという物理的理由が80%くらいあるだろう。そして、のこりの20%をうまく流れにのせたとしても、大勢には影響がないこと。これがこんな棚風景を作り出しているのだと思う。それでも、なんとかしなくてはと思うが、腰痛が持病の私、全作業を独力でやるのは、かなり無理だとする悲観的材料がある。

今のところ、夏休みに腰の状態と相談して、やってみようかと思ってはいるが・・・。そのほかに大量の廃棄作業も提案したいのだが・・・、
他の人の賛成が得られるのかどうか、ボチボチ持ちかけてみようと思ったりしている。

入館者数 17人  貸出者数 9人  貸出冊数 14冊