図書館教育とは?

以前から気になって仕方ない用語に「図書館教育」があります。頭が悪いのに、独特のこだわりがあるのです。こだわらなくていいことに拘るのです。
自分の考えは、まだ全然まとまっていません。
そこで、使用例を拾ってみました。

「私は、情報教育と、図書館教育に深く関わってきた者です」
学校図書館教育「学校図書館のセンター機能の充実と活用について」 (これは島根県の文書の柱です)
学校図書館教育の推進    (これは岡山市の文書の柱です)
図書館教育ニュース     (これは少年写真新聞社発行のニュースのタイトルです)
図書館教育の目標を「図書館に親しみ、読書の楽しさを味わう子を目指して」としました。そして、全校体制で、「ほっとできる空間の図書館作り」「全校体制での図書館教育の推進」「本と触れ合う時間を増やす」「保護者・地域との連携」の4点を重点に置いて取り組んできました。 (これはある小学校のホームページから引用しました)
本校は、読書教育・図書館教育に取組みはじめて42年目を迎えました。(これもある小学校のホームページから引用しました)
平成23年度 図書館教育推進計画(これもある小学校のホームページから引用しました)
広島県小学校教育研究会 図書館教育部会(これは部会名です)

「図書館教育」という一定領域を持つ学校教育の分野があるのでしょうか?「音楽教育」という用語と同様なのでしょうか?⇒「あの中学校は、音楽教育が優れている」
「図書館を使った教育」のことを言うのでしょうか?
「図書館を使えるようにする教育}のことをいうのでしょうか?
 両方のことをいうのでしょうか?

私がこだわるのは、この曖昧さが、具体的にある学校図書館をーつまり学校の他の教科なみに、設備なみに、共通理解があるかのように(まだまだ、そのレベルまで達していない図書館を一人前扱い)してしまう原因なのではないかと愚考し始めているからです。
理科教育・算数教育・音楽教育・・・、学習指導要領にあり、カリキュラムにきちんと席がある科目のようなものに、図書館は、まだまだなっていないのではないでしょうか?

上に例としてあげさせていただいた当該者は、もちろん、その用語の意義はきちんと理解されていると思います。私がこだわっているのは、それが「共通理解があるかのように」学校現場で上滑りしているのではないかということにあります。

そんなことありません???