学校図書館の重要性

学校図書館は運営管理者の校長が短期間で替わる。運営責任者の司書教諭がこれまた短期間で替わる。また、司書教諭が配置されていない学校、配置されていても、名前だけの学校が多い。図書館で実務に携わる職員も、雇用形態も、持っている資格・能力も千差万別で常に学校図書館を一定のレベルに保つことができない。

私がアルバイトをしている学校は、校長は3人替わった。この四月にも替わるという情報がある。司書教諭は名前だけの発令で図書部に属していない。校務分掌として図書部をあずかることになった教諭が前例遵守を基本に運営にあたる。このメンバーも当然替わる。

こういう体制で「学校図書館は学校には欠くことができない」とは、誰も思ってもいない。思えるわけがない。こういう状況を、どこから、誰が、どのようにして変えていけるのか?

今のところ、気がついた人が、できるところから、やっていくしかない。生徒がかわいそうである。STAP論文の小保方さんも学校図書館で「引用」「要約」等々の基本的ルールを習得する機会を与えられていなかった「学校図書館未成熟国日本」の被害者の一人だと思う。