私説・高等学校図書館論 補遺

どこかに入れようとして忘れていたことを思い出したので追記する。

図書購入費不足を補うひとつの方法

 私のところの図書購入費のほとんどは生徒からの徴収で公費はほんのわずかである。
去年今年と、一クラスずつ減ったので、三年前よりは80人分減っている。

ひとり当たり何円徴収しているのか、アルバイトには分からないようになっている。(それとなく聞き出すことは可能だが)まあ、1000円ちょっとだろう。すくなくても80000円は減少している。

「文春文庫」「げんきプロジェクト」等なんでも「手をあげる」ように進言して、その程度の減少分はカバー出来ているが、例年12月で枯渇する生徒の「リクエスト」に対応する予算を残すために、今年度は当初から、「ネットの古本屋」を活用している。中には1円で入手した(送料250円かかったが)本もある。新本とそんなに状態は変わらない。

なによりも優れているのは、数日で届くことだ。正規の書店を経由して店になかった場合2週間は待たされる。「安く速く生徒に届ける」事務当局に理解していただくのに、少しの説得時間と支払いのための工夫(個人の立て替え払い扱い)が必要だったのだが、税金ではないので、押し切ることができた。