リクエスト用紙の書き方

従来生徒に対しては、オリエンテーションの時から、すべての項目を正確に書くように求めていたらしい。書名・著者名・出版社名・価格・内容
の5項目である。

最近の生徒は、ケイタイに入れてきて、それを転記するだけの人が多いようだから簡単なようだが、実際は、そう簡単ではない。私は、「分かるところだけ書けばいい」と言ってきている。だから、リクエスト者は増えている。「mothyの緑の方、黄色は読んだ」こんなリクエストカードが出てくる。

これから、図書名を具体化するのが、私の仕事、レファレンスなどまったくないから、これが、そのかわりの楽しい仕事となっている。だから、インターネットは活用する。ネットがないとやってはいけない。ところが、そのパソコンにフィルターがかかったまま。出版情報が他の商品情報と同じで、すべてブロックされているのだ。

だから、多くの図書館のOPACを使わせて貰っているが、やはりアマゾン等の大手の情報が欲しい。どうしてもと言う時は、自宅で調べているが、1日でも発注が遅くなる。(実は週2回しか書店に発注されていないのを知っているが、老いのコダワリでリクエス用紙は、完全に記載してその日のうちに担当者に手渡すことにしている)つまらない意地を張っているのだが、ランガナタンの5原則の1つ「読者の時間を節約せよ」これが、できないようであれば、図書館員としては2流だという考えを私は昔から持っている。

そのフィルターの解除が絶望的なことが、今日になって分かった。毎日はないだろうが、自宅でこなすしかないリクエストがでてくるだろう。この場合肝心なのは私の記憶力なのだ。調査すべきリクエストを手帳に記録して帰宅すること、完全に調査して忘れずに記録して、その手帳を持って出勤すること。物忘れの激しい老人、こころして仕事に励まなくてはならない。

  入館者数 35名  貸出者数 7名  貸出冊数 14冊