ひめ様学校問題 その4

 私の小さなブログが「ひめ様」の問題提起があって、2008年3月創刊以来初めて賑わいました。地理先生とはるるさんからも応援をいただきました。大変ありがとうございました。

これで、ひめ様学校問題が展望の開ける方向へ向かってくれれば、このブログも生まれていて良かったといえるのに、
「生徒が来ないことを質問したとき図書担当の先生は、図書館がうるさくなるより、本当に図書の好きな人に来てもらいたいようで、特に今のままでよいようなニュアンスでした。
なんとなく、空回りかも…と思ってしまいます。」ということで、私の気持ちは一気に冷え込んでしまいました。それでも、乗りかかった船と言うのでしょうか、私なりの改革案を書いておきたいと思います。

1.貸出方式を生徒が何も記入しない方式に変更する。
 この方式の説明は、2010-06-05の日記をご覧下さい。なお、この日記の読者から直接筆者宛にメールがあり、本についている貸出カードだけで十分対応できる方法を教えていただきました。余計な手間も消耗品もいらないメリットがある方法です。
2.飾り付けを変更する。
 ここでのポイントは、生徒たちに「図書館が変わった」と印象づけることにあります。以下は、例示です。
 ①年間300冊増加分を「新着図書棚」に配架する。(既にやっていることと思われますが)
 ②図書館に入り口に、街のレストラン等の入り口でよく見られる「案内ボード」を出す。カーネル・サンダースのようなキャラクター像も面白いと思います。
 ③図書委員の生徒に協力を貰って、「オススメ本カード」を本に挟む。(現在多くの書店が取り組んでいるので、実際例を見学できると思う)
 ④古さの目立つ本は廃棄する。廃棄できなければ、目立たないところへ移動する。場合によっては段ボール箱にしまい込む。
3.以上の貸出方式の変更と図書室のレイアウト変更を報せる「図書館だより」を発行する。
 その「図書館だより」に、アイディア募集広告を大きく載せる。内容は「どうすれば図書館に人が来るようになるか」のアイディア募集と「飾りつけ案」や「展示コーナーのテーマ」募集である。これはアイディア募集に名を借りた現状の貧困さの訴えであり、現状改革への動機付けを与えるものにしたいと思っています。教職員を含めた全員へのこの内容での図書館だより配布は、たくさんいらっしゃる先生方の中から、一人や二人に終わらない援助者・賛同者が現れるのではないでしょうか。
4.各種の有効な統計を取っていく。
「ほとんど生徒が来ない図書館」という代わりに、1ヶ月で入館者13名、貸出者数3名 貸出冊数8冊と数値で表現した方が説得力が増します。統計がなければ、主観的な印象に終わってしまい、客観性が保証されません。統計がないということは致命的な欠陥になりえます。
まず、どういう統計を何のために取るか検討が必要になります。が面倒なら「何のために」という部分を不問にして、入館者数・貸出者数・貸出冊数くらいは必ず取れる用紙を作っておきましょう。
地理先生からは「よく読まれる本」を把握しておきたいという趣旨の発言がありました。私も賛成です。
 以上が「私の改革案」です。事実上、ひめ様学校問題の解決には役立たないと思いますが、「私ならこうする」という方法は、まだあります。
職場を辞めるときにでも、「働かせて頂いての感想です」と、自分なりの改革案を文章にして、しかるべき人に、事務長か教頭か校長かに、手渡すという方法を取るでしょう。また、図書室の机上にも2部ほど置いておきます。次のアルバイトの方が読んでくださるでしょう。今は、理解のない図書担当の先生も変わることがあります。考えが変わることも、職場が変わることも。ひめ様の思いが、ひめ様が働いていたときには届かなくても、きっと近いうちに生徒たちに必ず届くことを祈ります。

 6月11日金曜日、また、私は働きに出て行きません。その日の日記の代わりにと、この文章を作成していたところ、「下書き保存」がうまくできず、今日の日記として、アップされてしまいました。そこで、そのままにしますが、今日の業務報告は午後6時までにいたします。

入館者数 30名  貸出者数  13名  貸出冊数  26冊