生徒が筆写した秋の詩

相田みつを 悠遊           空を見上げてごらん
石川啄木  雨にぬれて        梅の老樹に雨降り
石川啄木  おどろき         『秋立ちぬ』かくいひて
小田和正  YES−YES−YES  君が思うよりきっと僕は君が好きで
高村光太郎 月にぬれた手       わたしの手は重たいから
立原道造  季節           ・・・・・・いつの間にか、秋がそっと
立原道造  晩秋           ゆく雲が何をうたつたか
中原中也  一つのメルヘン      秋の夜は、はるか彼方に
中原中也  (月の光は音もなし)   月の光は音もなし蟲の鳴いている草の上
萩原朔太郎 晩秋           汽車は高架を走り行き
室生犀星  くらげ          秋になればくらげが渚に
室生犀星  月草           秋はしづかに手をあげ
ゲーテ   湖畔の秋の夜       夕闇が降りてひろがり
リルケ   秋            木葉が落ちる落ちる遠くからのように

私が書いたりワープロで起した詩

草野心平  秋の夜の会話       さむいね。ああさむいね。
佐藤春夫  秋の女よ         泣き濡れて秋の女よ
佐藤春夫  秋刀魚の歌        あはれ秋風よ
島崎藤村  初恋           まだあげ初めし前髪の
八木重吉  秋のかなしみ       わがこころそこのそこより
山村暮鳥  或る日の詩        ひとりは寂しい

以上20篇にヴェルレーヌの「落葉」を追加して、壁に貼ることにした。

入館者数 17名 貸出者数 4名 貸出冊数 8冊  今日から第2回考査始る。