地震と図書館

14日に大きな地震があった。学校のある市の震度は5と発表されていた。5だと書架から本が落下する可能性がある。まして、4階にある図書館だからと、朝、事務局の皆さんの出勤時間を待って、電話を入れてみた。落下があったなら、すぐに出勤するつもりで電話したのだ。「確認していないから、調べて連絡します」とのこと、30分待っても連絡がこない。これは、見に行って、本の片付けでも始めたか、そんな心配をしていたが、40分経っても電話がない。再度、こちらからかけると、「異常ありません」との返事があった。電話の趣旨の伝達がうまくいかなかったのであろうか。

それは、ともかく、落下がなくてよかった。合併で市域が広くなり、震度の発表も、その市域のなかで最大震度を発表することになっているのであろうか。震度5を記録したのは、一番震源地に近い地域での5であり、学校の所在地は震度4であったようだ。震度4では、書架よりの落下はない、こういうことが分かった今回の地震であった。

それにしても、日本図書館界では開館時間中で大勢の利用者のいるときの地震を経験していない。幸運だといえるが、それは偶々。この次に備えて対策を十分にしておかなくてはと思うのだが、棚の収容量一杯にして、指一本入らない状態にしておくのもどうかと思ったりもする。

指1本入らなくても取ろうとする人がいないのだから、高いところにある棚はぎっちりと詰め込んで落下しないようにしている、今までの方々の見識に、学ばなくてはならないのだろうか。

 入館者数 31名 貸出者数 3名 貸出冊数 5冊

 明日からテストである。