簡単ではない分類と著者記号

修正しようと思う気持ちがなくなってしまうほど、ミスは次から次へと見つかっている。
昨日は、この日記の読者の方から、いい資料を送っていただいた。

やはり現場で発見したミスとその修正記録を丹念に取られている。私もそういう記録を作って、次期のスタッフに手渡せばいい。このブログには、特別なことだけを紹介すればいいのだと、ニブイデスネ、その資料を見て、はじめて気が付いた。

今日は、その特別なことをひとつ報告したい。分類の勉強、演習問題のようなものである。

『ウォルター少年と夏の休日』ティム・マッキャンリーズ 酒井紀子編訳 
  映画公開に合わせて脚本を酒井さんが日本語の小説にノベライズしたものである。

 2004年の7月に公開されたアメリカ映画。ティム・マッキャンリーズが監督と脚本を担当している。
  さて分類は、脚本でとるか? 小説でとるか?

  脚本なら 3桁分類だと、932−M となりましょうか?
  小説なら        913ーS となりましょうか?

 わが図書館は、上の折衷で 913−M となっていた。私の出した結論は、修正しないで、そのままとした。
  
 演習問題の解答としては、913−サ としたい。著者記号は配列の道具、ABCよりアイウエオの方が細かく配列できる。それに日本人はABCよりアイウエオがずっと馴染みがある。913が圧倒的に多いのならサカと2字にしてもいいかと思う。

  先生方、いかがでございましょうや?

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