お店屋さんのような図書館

今日は、代休で図書館は休み。職員も勤務を要さない日である。日記も休みなのだが、忘れていたことを思い出したので書いておく。

数日前、不思議なことに日にちの記憶が全く無いのだが、ある生徒が思わず発した「お店屋さんのよう・・・」という言葉について書いておく。

私が、カウンターにいるときは、入館者に対しては「いらっしゃい」と、なるべく声をかけるようにしている。デパートの店員のように品よくではなく、市場の八百屋さんのような掛け声である。貸出し本を手渡さすときは、「お待たせしました」と言うようにしている。閲覧や返却だけして帰る人には、「またどうぞ」と言う。

これらを称して「お店屋さんのよう」と表現したのであろう。生徒は、違和感を感じたのだ。果たして、私の対応を是としたか、否としたのか、表情や声の色からは判断がつかなかった。とにかく、思わず発した素直な感想だったのだろう。

小中学校の図書館では、まったく無かった対応なのだろう。公共図書館の利用体験がないのだろうか。そんなことを私は考えていた。高等学校の図書館がお店屋さんのようではいけないという人もおいでになるかもしれないが、私は、明日からも「いらっしゃい」「またどうぞ」と声をかけていきたい。まさか、その声がけのせいで、このところ、利用者が少ないのではあるまい。