クイックレスポンスがすべてか?

一昨日のことである。「隠し絵」を書きたいので、参考になる本がないか探しに二人の元気のいい生徒がやってきた。
安野光雅の「もりのえほん」「旅の絵本」のような本がすぐに浮かんだのだが、図書館では所蔵していない。

生徒に「今まで、誰のどんな隠し絵をみました?」と訊いてみると、ALTの先生がコピーを示して、話をしてくれたとき見ただけだという答え。

double imaging picturesか hidden pictures だろうか?

いろいろ訊いていると、面倒だと思ったのか「じゃー。いいです。」と、もう帰ろうとする。そこを「このお爺さん。巳年生まれで執念深く、簡単にはあきらめません」と引き止めて、昨日回答した。

即時対応は図書館員の基本「読者の時間を節約せよ」だが、「回答がすぐでなければ諦める」利用者を増やしてはだめだと思う。「隠し絵」だって、ネット検索すれば、すぐさま好例にヒットすると思うが、(生徒もネットで調べますと言っていた)それで世界が広がるだろか、他の好例に行き着く手段を閉ざしてしまわないだろうか?

公共図書館と隣の高校図書館で10冊借り出して、それをじっくり見てもらった。うち3冊を借りて行った。

「ミッケ」2冊と「物語の迷路」を借りて行った。満足そうだった。

   入館者数 18名  貸出者数 5名   貸出冊数  10冊