図書委員会

昨日の図書部会で図書委員会の話しも出た。3月上旬に図書委員会改革案の原案みたいなものを図書部の先生に提出して一考をお願いしていたのだが、本質論まで踏み込まない現実的な対処で終わった。

私は委員会には委員会としての教育的狙いがあり、結果として生徒たちが成長していく場所になるべきだ思っている。先生たちはカウンター当番さえやれれば、それでいいと思っている。

つまり、私の改革案は「カウンター当番さえしない生徒への不満」に根ざしていると判断している節がある。私はカウンター当番は居ないほうが本当はいいサービスができると思っている。(当然だ。こちらはプロ、相手は生徒。それもいやいややっている生徒なのだから)

私は委員会活動が高校教育に必要な、授業とは違った教育の場のひとつだと考えている。きちんと図書委員会の趣旨を説明し、それに納得した生徒が集まるようになればいい。そうして委員長等の役員を決め、生徒たちが相談して、書架整理、図書館便り、展示活動・・・、その他もろもろの活動を展開していく。こういうことを通じて生徒は成長するのではないだろうか?

先生たちは、「そんな生徒はいない。指示してやらせなくてはなにひとつしようとしない生徒たちの集まりなのだ」と実態を話し、部活動だけでもしっかりやれれば、それで精一杯という学校なのだという。

なるほど、実態はそうかもしれない。私も想像できないわけではないが、教師が初めから諦め、あるいは生徒を見下していては、ダメだとおもうのだ。「機会を与え、うまくリードすれば、生徒は、必ずできるようになる。」  実態を知らない理想論なのかなあ?・・・。

今日は始業式。私の出勤時には生徒は帰ったあと。事務室の図書室担当も子どもの入学式で休み。今までなら、事務長がほかの事務職員に声をかけて図書館を開き、返却処理くらいはしてくれていたのだが、事務長は新人でそういう判断ができない。

よって本日の利用者は私が出勤したあとに来た生徒ひとりだけだった。


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