高等学校図書館関係図書読書メモ 6
この高等学校図書館関係の図書や資料の目次を書き出していく作業、単純で退屈だが、第6回目となった。関心のない人には???なんの役に立つのかと思われるだろう。
図書館員は目次を見て本の内容のおおよそを類推する。一般のかたも同様だろうか?逆に言えば、目次を見ないと副書名くらいでは本の内容は分からないものだ。
したがって、ブックリストを作成するときには、目次まで入れていただくとありがたいと常々思ってきた。そこで自分がつくるリストには「目次」まで入れようと思った。それだけのこと。
今回、目次を転記していて気がついたこと。それは「図書館教育」という用語。「こんな分かりづらい用語は使わない」となぜ決めなかったのだろう?
「図書館を必要とする授業」では狭すぎますか?(小生、他ブログより転載)
『図書館よ、開け!ー授業いきいき学校図書館ー』
神奈川県高等学校教職員組合図書館教育小委員会編著
公人社 1990
はじめにーささやかなエール
この本を読まれるあなたに
第1部 図書館教育の実際
1 理科(田中勉+並木雅代+高橋ふさ子)
図書館で進化を考える
一夜貸出をくり返さざるをえないこともあるけれど
予想外に利用されたブックリスト
◉進化を考えるブックリスト
2 数学(岡部進+大川洋子)
≪調べる≫課題に挑戦した生徒たち
「岡部の数学」につきあう図書館
3 国語(坂元きよし+高田泰子)
本を読んで、「白い本」を作ろう
手探りしながらの一年
4 理科Ⅰと理科Ⅱ 1年から3年へと展開する大沢高校の研究授業
(佐藤多美子+田中文秀+有吉末充)
自分で調べてまとめようー理科Ⅰレポート学習
なにしろオリエンテーション
自分で実験して発表しようー3年への展開(理科Ⅱ実験)
苦しく楽しいレファレンスー理科Ⅱ実験での図書館利用
なんてたって理科ですー大沢高校のユニークな「個性」
5 社会(中沢邦治+平塚博美)
教科書を離れて、なにしろ演ってみようー社会科は発表授業をめざす
すべては“ノリ”から始まった
6 音楽(半田善子+高橋恵美子)
日本の子守歌はなぜくらい?−日本音楽だからこその研究授業
授業・生徒と出会う図書館ー学校司書はなにをするのか
7 学校行事(修学旅行)(島村照一+笠川昭治)
生徒が被害者の証言をきくときー修学旅行と平和学習
原爆図書リストを作って、図書館がかわってきた
第2部 図書館教育を可能にする条件整備とは?
1ー図書館教育とは何か?
2−学校図書館とは何か、理論の構築
3−図書館に専任の専門職員を!
4−図書館実践のために
5−神奈川県における図書館活動
6−図書館を必要とする授業の成立を阻む要因
7−図書館との連携を可能にする授業とは?
第3部 Let's Discuss 学校図書館はどう変わっていくか
−生徒とともにつくる新しい学校図書館
(高橋恵美子+神保幸子+神山玲子+笠川昭治+中沢邦治+原勇次)
1−古い学校図書館から新しい学校図書館へ
2−新しい学校図書館?
3−図書館が変わる
4−図書館教育はレジスタンス運動だ
5−リラックスできる場所に
6−生徒とのかかわりのなかで
7−生徒が求めるもの
8−生徒とつくる
9−個人が尊重される社会を目指して
おわりの言葉に代えてーある学校図書館の放課後
相変わらず、利用者は少なめ、入力作業に集中。34冊。
入館者数 19名 貸出者数 8名 貸出冊数 11冊