自主研修

昨日の日曜日が学校公開日ということで授業をしたので今日が代休になりました。私は土曜日から3連休となり、今日の報告はないので、代わりに金曜日の夕方にあった自主研修について書いておきます。地域の学校司書の皆さんが自主的に開いた研修会の様子です。この前は批判的な記事を書きましたが、こういう熱心さは評価しています。

テーマは学校図書館用ソフトCASAの研修です。先に報告した「マニュアル」の執筆担当であるCASAの勉強です。私は「蔵書点検」が分からないので、特にお願いして参加しました。私のところはずっと蔵書点検をしていないようなので、やり方を覚えて、やらなくてはならないと思っていたのです。

私の仕事の「引き継ぎ書」には、「蔵書点検」はありませんから、これではいつまでもやらないでしょう。事務室も、図書部の先生も「蔵書点検」の意義も必要性も意識できないでいます。私が声を上げなくてはならないとずっと思ってきたのですが、その方法を知らないで声をあげてもしょうがないかと手をこまねいていました。

生半可な知識で始めて、データそのものを壊したりしては大変だという気持ちがあったのと、通常の勤務時間内では行うことができないと判断もありました。公共図書館での蔵書点検の経験が慎重さを要求していたので、逡巡があったのでしたが、やり方のイメージが出来上がれば、夏休みに図書委員の生徒の協力を得て、出来るとは思ってはいました。

それでも、入力していても古すぎて利用価値のない蔵書の除籍が蔵書点検より先かと思ったり、学校自体が4年後だったかに、統合されて、別の名前の高校になることが決定しているので、それまで待つべきかと思ったりして、グズグズしていました。

金曜日の研修で「蔵書点検」、やろうと思えば出来る自信がつきましたが、果たして、その必要性を事務室と図書部の先生に説明、説得して、図書委員の生徒まで休み中に動員させることが可能となるかどうか、この夏では無理かもしれません。

なにしろ、パソコンで検索するより、実物を見て歩くのが速い蔵書数の図書館ですから。具体的に蔵書点検が行われていないために起こって困った事例が一例もないのですから・・・。